影絵演習@精華イラストレーションコース
さあ!影絵の季節ですよ。昨年からスタートした、精華大学デザイン学部一回生イラストレーションコースの影絵演習。昨年はインドネシアの影絵(ワヤン)をHANA★JOSSさんに来て頂き、ガムラン演奏と共にワヤンを学生たちが体感出来た事を思い出します。あの時も、各グルームの作品が、影絵なのかパフォーマンスなのか、おもしろくシュールな世界が展開出来ました。

ボクの目指す影絵は、平面、空間、音楽、メディア、照明、身体等を意識しながら、オリジナルで実験的な方法を用い、五感を通したエンタテーメント影絵です。各個人がランダムにグループに分かれ、脚本、制作、キャスティング、演出、広報等をグループで話し合いながら進め、共同作業のむずかしさ、おもしろさを実践的に学べる演習を心がけています。(※グループ分けは、巨大あみだくじ)

今年は7チームに分かれ(各4〜5人)、絵コンテに演出、音響の項目も入れ、本番さながらのリハーサルを何回も行いました。(※音響はボクが担当)影絵用の光は書画カメラからラインでプロジェクターに映し出し、映像はPCからプロジェクターへ投影します。2台のプロジェクターを使いながらの様々な演出が出来る方法を取りました。音響はPC、ipod、携帯、そしてテープレコーダからも出力しています。他に、地明かり用ライト、自分たちの動きが分かる様にモニター等も配置しています。このアナログとデジタルを使い分けながらどんな影絵が生まれたのでしょうか?

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本日は、2チームによる影絵が開催されました。(※1チームは来週に順延)

●チームとこずれ(約6分)タイトル:無題
静かな波の音から影絵が始まる、男が手紙を書く、その手紙をビンの中にいれ、海に投げ込む、BGMがかわり、海のシーンへ、客船、ヨット、カモメ等の演出、クジラがかぶり、そして、海中へ、魚、クラゲ、タツノオトシゴ等が水中で泳いでいる(シャボン玉演出あり)、そして海面へ、書画カメラでは背景が動いている、そしてある海岸にビンが流れ着く、女の子がそれを拾う、そしてエンディング&FIN影絵。このチームはとても詩的で、男女のせつなく悲しい愛を表現し、恋をする気持ちを海にたとえ、穏やかな波、嵐の波等で効果的に恋心を演出していました。ちなみに波は2枚の布で表現、ビンは本物を使用し、テグスで空中に吊りながら波の動きとリンクしながらバランスをとっていました。シャボン玉の泡演出も工夫されています。

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●チーム実家に帰りたい(約15分)
様々なおとぎ話を題材に、山形弁のお姫様とツンデレ系の王子のドタバタ物語。このチームの特徴は、影絵モチーフをを立体的な人形(リカちゃん)を使用し、立体演出と平面影絵演出を使い分け、人形に影絵を着せ替えたり、立体人形をスクリーンに投影したりと、書画カメラの特性を生かしながら作品を作り上げて来ました。シンデレラ、赤ずきんちゃん、人魚姫、かぐや姫等の題材を、彼らでおもしろく脚本し、マンガ的な背景画と影絵の組み合わせのバランスが絶妙でした。音響もクラシックからアニソン、そして携帯の着信音やマンドリンの生演奏が効果的。ナレーション、声優も本番はかなりテンションが上がり、観客の笑いの絶えないドタバタ影絵が生まれました。

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舞台終了後、同じスクリーンで、今年開催した「仮面と音の鳴るグラフィック」の映像をみんなで鑑賞しました。編集はデジタルクリエイツ3回生のよっちくんたちです。いい編集だったな〜。やはり記録は大事である!

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さて来週は、ダンス、手影絵、映像演出ありの残り4チームの影絵舞台です。しっかりと準備をして本番に備えましょう。本番は15時からです。
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by shinta_inoue | 2009-11-11 23:59 | 精華大学
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