紫野スタジオとアトリエとも
京都の北区紫野にある共同スペース「紫野スタジオ」に行く。ここは、京町屋をリフォームして、ダンスカンパニー、彫刻家、照明家、制作者が共同で運営しているスタジオです。最近、京都では共同で制作スペースを持つクリエーターが多く、京都ならではの「まったり空間」がこの地に根付いて来ました。ボクも京都の京北町で、約10年ぐらい彫刻家の吉野央子さんと制作スペースをシェアしています。アーティストにとって制作スペースを確保する事は、制作するよりも重要だと実感しています。

で、本日は、このスタジオのメンバーで、ダムタイプの照明家でもある藤本隆行さん(Kknseiさん)とLED照明と舞台について意見交換をしてきました。ボクが学生の頃、京都市美術館でダムタイプの舞台「pH」を見た衝撃は今でも忘れる事は出来ない。それ以来、ボクの作家活動に多大な影響を与えて来た「怪物」がダムタイプです。その照明家でもあり、尊敬するkinseiさんと何から話していいかわからないままスタジオに向かった。ちなみにkinseiさんは2日前にイタリア公演から帰国、来週からシンガポール公演・・。忙しい人です。

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まだ改修中の紫野スタジオは、とても空間が広く、各自が専用のスペースを確保し、お互いの境界線を守りながら共有するスタジオで、大人の隠れ家的な感じがする。小さな小庭で野菜を育てていて、kinseiさんが水やりをしている姿は微笑ましい。

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2Fのkinseiさんのオフィースでおしゃべりをする。ボクの考えている企画、LED照明についての可能性、公共の場での舞台空間、能楽舞台などなど・・・。kinseiさんがLED照明をバッテリーで起動させ、Wi-Fiで通信して調光する方法を提案して下さる。これは・・・。かなり凄い事になる。電力問題、空間問題に対し、全てこの方法で解決できる。なるほどなるほど・・・。来年以降、新しい舞台空間が生まれる可能性が出てきました。じっくりと計画を練ろう!

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現在、コンテンポラリーダンス、パフォーミングアーツ、現代美術、音楽界で、ダムタイプのメンバーが精力的に活躍されていて、彼らに影響を受けた「ダムタイプ以降」のクリエイターも共同制作の新しい方法論を用いて展開していると言えます。ここ数年、ダムタイプに関わった方々と交流する事があり、色々と当時のお話をお聞きして、この京都からなぜこの様なスタイルが生まれたかぼくなりに検証しています。現在、京都精華大学の八巻真哉さんが「S/N」について語る企画を立ち上げているのが非常にタイムリーな気がする。いい距離間を置きながらダムタイプを見つめ直そうと思います。

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本日は、デジカメを忘れたので携帯カメラでの撮影。ピンボケ感が心地いい!

おしゃべり後、kinseiさんのお手伝いを少しして、烏丸蛸薬師通にある「カフェ&ギャラリーアトリエとも」へ。ここは以前ブログでも紹介した「スコッププロジェクト」の本拠地でもあり、NPO法人ユースサポートネットともが、色々な問題点を抱えた青少年の社会的支援を目的に立ち上げた事業所がある所です。ここのビル全体が福祉センターになっていて、2Fの作業所で作られたお菓子や器などが、1Fのカフェで使用されていたり販売されています。このスコッププロジェクトのスタッフである、美術ライターの酒井千穂さんとカフェでおしゃべりをしました。

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ここのケーキセットは超おすすめ!おいしい珈琲と本日のケーキで¥320。珈琲もおいしいが、珈琲カップがかわいいすぎる!今日はぞうさんコップ。

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カフェオーナーの駒井さんと「カフェと街」を繋げるワークショップについておしゃべりをする。ここでも新しい可能性があると感じる。ギャラリーも併設しているので気軽にお立ち寄り下さい。

スコッププロジェクト
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by shinta_inoue | 2010-09-12 22:11 | 羊飼いのひとり言
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